診療案内 – 鼻の病気(en)

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いなば耳鼻咽喉科クリニック診察室、手術室

鼻水

鼻と中耳をつなぐ耳管や、外傷などで破れた鼓膜の穴から、細菌・ウイルスが中耳に侵入することが主な原因となり発症します。
子どもがかかりやすい病気ですが、原因は子どもは大人に比べて耳管が太く短く、また傾きも水平に近い為、菌が耳に入りやすいことが関係しています。大人がかかる場合は、鼻をすする、鼻を強くかみすぎるなどが原因となって起こることが多いです。
進行すると中耳内に膿がたまって鼓膜に圧がかかり激しい痛みを感じたり、耳の聞こえが悪くなったりします。

鼻詰まり

鼻詰まりの原因として考えられるのは鼻炎や鼻腔炎で、それらにはウイルス性のもの、アレルギー性のものがあります。
病気以外にも、鼻の構造上鼻詰まりを起こしやすい方もいます。治療は主に薬を使った治療法になりますが、原因によって処方する薬は違ってきます。クリニックを受診して原因をつきとめることが大切です。

副鼻腔炎

副鼻腔炎には、急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎があります。鼻腔が炎症を起こすと、鼻腔と副鼻腔をつなぐ穴がふさがり、鼻腔への粘液の排出がうまくいかなくなります。そうすると、副鼻鼻腔内の粘液に細菌やウイルスが繁殖して膿がたまり、副鼻腔炎を引き起こします。これを「急性副鼻腔炎」といいます。急性副鼻腔炎は通常1ヶ月ほどで治まりますが、3ヵ月以上続いてしまう状態を「慢性副鼻腔炎」と呼びます。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎の主な症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが挙げられます。この他にも目のかゆみ・充血・異物感や、顔のかゆみ・ピリピリした痛みなどが現れることがあります。季節性アレルギー性鼻炎の場合は、決まった季節に症状が出るが、風邪の症状と似ていて判断がつかないこともあります。
通年性アレルギー性鼻炎の場合は一年を通じて症状が見られます。人によっては副鼻腔炎などを合併することもある為、検査を行い、鼻炎の原因がアレルギー性のものか判断し、正しい処置を行うことが大切です。

鼻血

鼻の中は毛細血管が多く、鼻のかみ過ぎやいじりすぎで粘膜が傷つき出血することがあります。このタイプは子どもに多く見れらます。血圧が高い時に出血しやすくなるため、高血圧や動脈硬化の方は、興奮状態やのぼせたり、飲酒したりして血圧が上昇する要因には注意しなければなりません。
そして、鼻を触ったりいじったりしていないのに頻繁に鼻血が出る場合には、白血病や特発性血小板減少性紫斑病の可能性が疑われます。重大な病気が隠れている場合がありますので、単なる鼻血と思わず、クリニックを受診することが大切です。

いなば耳鼻咽喉科クリニック
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