診療案内 – 耳の病気(en)

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いなば耳鼻咽喉科クリニック受付

中耳炎

鼻と中耳をつなぐ耳管や、外傷などで破れた鼓膜の穴から、細菌・ウイルスが中耳に侵入することが主な原因となり発症します。
子どもがかかりやすい病気ですが、原因は子どもは大人に比べて耳管が太く短く、また傾きも水平に近い為、菌が耳に入りやすいことが関係しています。大人がかかる場合は、鼻をすする、鼻を強くかみすぎるなどが原因となって起こることが多いです。
進行すると中耳内に膿がたまって鼓膜に圧がかかり激しい痛みを感じたり、耳の聞こえが悪くなったりします。

突発性難聴

難聴には外耳から内耳に音が伝わらなくなる「伝音難聴」、内耳で音から変換された電気信号が脳に上手く伝わらなくなってしまう「感音難聴」、またそれらが合併した「混合性難聴」と分けられます。突発性難聴は、そのうち「感音難聴」の一つで、40~60台に発症することが多いです。
その原因ははっきりとは分かっておらず、ストレスやウイルス、過労や睡眠不足、また糖尿病が原因となるとも言われています。
発症後1週間以内であれば、適切な治療を受けることで約40%は完治し、50%はなんらかの改善が見られるといわれていますが、治療開始が遅れると聞こえが固まってしまうことがあるので、少しでも違和感を感じたら早めに受診することが何よりも大切です。

メニエール病

メニエール病は、30~50代の女性に多く、難聴、耳鳴り、耳詰まりなどの聴覚症状を伴うめまいの発作を繰り返す病気です。内耳は内リンパという液体で満たされていますが、このうちリンパ液の分泌や分泌が阻害され内リンパ水腫が起こることによって、症状は出てきます。それぞれの症状が単発的に発症しただけではメニエール病とはいえず、診断は難しくなっています。
当院では、一般的な耳鼻咽喉科治療に加え、ビデオ眼振計を使用しためまいの診断を行うことが出来ますので、少しの違和感でも早めに受診して下さい。

耳垢栓塞

耳垢栓塞とは耳垢が詰まってしまう病気です。耳垢は、ほこりや汚れから外耳道を保護しており、通常は古くなって不要となった耳垢は自然に排出されるものです。しかし、日本人に多く排出されやすい「乾性耳垢」と違って、「湿性耳垢」の人や、子ども、高齢者、外耳道が狭い人などは耳垢が自然に排出され辛く、詰まってしまい耳垢栓塞となります。このような方は定期的な耳掃除は必要ですが、自分でむやみに耳掃除を行うことで外耳道を傷つけたり、かえって耳垢を奥に押し込めてしまうこともありますので、クリニックで専門医に処置してもらうことが大切です。

耳鳴り

現実には鳴っていない音が鳴っているように聞こえる事を耳鳴りといい、そのなかで「多角的耳鳴」と「自覚的耳鳴」と分けられます。他覚的耳鳴は、音を増幅することで他の人でも聞くことのできるもので、自覚的耳鳴は本人にしか聞こえないものです。
外耳炎や中耳炎、難聴、メニエール病など耳の原因の場合もあれば、高血圧や脳腫瘍・脳梗塞などの病気が原因の場合、ストレスや老化が原因の場合など、多くの可能性があります。耳鳴りを軽く考えず、慢性的に続くようであれば早めに受診することをお勧めします。

いなば耳鼻咽喉科クリニック
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