睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:以下、SAS)は、夜間の睡眠中に無呼吸と低呼吸(いびき)を繰り返す病気です。


新幹線が時速270kmで走り続け岡山駅で緊急停止する事故で一躍有名になりました。
「大きないびき」や「睡眠中の呼吸停止」が有名ですが、その結果起こる以下2つがもっとも重要です。

    1. 熟睡できないため、日中に眠気が強くなり、集中力が低下。眠気のため交通事故や労働中の事故につながる可能性が高くなる。
    2. 無呼吸と低呼吸をくり返すことによって低酸素状態が起こり、心臓に負荷をかける。高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中などの合併症を起こしやすくなる。最悪の場合は突然死につながる。


    それだけでなく、頭痛と肩こりで目が覚め、熟眠感の得られない方の一定数はSASによるといわれています。
    SASを治療することで、高血圧、糖尿病などの改善が期待できるだけでなく、日中のパフォーマンス改善も期待できます。

    当院ではSASの診断に必要な通常の検査に加えて閉塞部位診断まで行えます。これにより、SASの重症度だけでなく、鼻やノドのどの部分が、どのように狭くなっているのか観察可能となり、CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)という呼吸器なのか、歯科用マウスピース(=オーラルアプライアンス)や手術なのか、適切な治療法を患者様と一緒に検討していくことができるようになります。

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